ルームシェア 02
「今日の晩飯鍋にするけど何がいい?」
こたつでだらだらとテレビを見ていたグランとサンダルフォンに、ベリアルが問いかければ。
「もつ鍋!」
と、グランの嬉しそうな声が響いた。
味は?と聞けばサンダルフォンが醤油と答える。
「あー、もつイイな、シメは米だな」
「いや、うどんだろう」
「サンディ何でも麺推しするのよくないよ」
「お前のこだわりに付き合うつもりはない」
とはいえ、料理の主導権は作り手のベリアルなので、サンダルフォンの意見が通ることは少ない。
ベリアルのこだわるシメは美味しいのだけれど。
それでも主張せずにはいられない。
「うどんが途中の具で、雑炊がシメじゃないの?」
二人のやりとりにグランが首を傾げ発言した。
「それ採用」
「食べ盛りにも程があるぞ」
呆れた視線は、グランの手元のカップアイスに注がれていた。
その後、買い出しに向かう途中のコンビニでグランが肉まんを購入し、サンダルフォンが再び呆れた視線を向けるのだった。